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ダブル不倫(W不倫)がバレてしまったら…離婚や慰謝料など、潜むリスクと取るべき対応を弁護士が解説|かがりび綜合法律事務所
夫婦のどちらか一方が既婚者と不倫関係になることを「ダブル不倫(W不倫)」と呼びます。ドラマ「昼顔」などで話題に上ることもあり、世間的な関心も高いテーマですが、現実のダブル不倫は、発覚した場合に当事者や関係者に非常に重いリスクと複雑な問題をもたらします。
今回は、ダブル不倫が発覚してしまった場合に潜む様々なリスク、想定される結末、そしてそのような状況に直面した際に取るべき対応について解説します。
ダブル不倫(W不倫)とは?
ダブル不倫(W不倫)とは、既婚者であるAさんが、同じく既婚者であるBさんと不倫関係になることです。つまり、関係している二人の当事者が、それぞれ別の配偶者を持っている状態での不倫を指します。
なぜ複雑?ダブル不倫(W不倫)が発覚した際に潜むリスク
通常の不倫(一方または双方が未婚の場合)でも多くの問題が生じますが、ダブル不倫が発覚した場合、その影響範囲と問題の複雑さは格段に増します。潜むリスクは多岐にわたります。
- 両方の夫婦関係が同時に危機に晒される: ダブル不倫が発覚した場合、影響を受けるのは不倫をした夫婦の片方だけではありません。不倫をしたAさんの配偶者、そして不倫相手Bさんの配偶者、合わせて二組の夫婦関係が同時に、かつ深刻な危機に晒されることになります。
- 慰謝料問題の複雑さ: 慰謝料請求が複数発生する可能性があります。不倫をしたAさんはBさんの配偶者から、BさんはAさんの配偶者から、それぞれ慰謝料を請求される可能性があります。また、それぞれの夫婦内でも、不貞行為を行った配偶者に対して慰謝料を請求するケースも考えられます。請求する側、される側が複数になるため、慰謝料の金額算定や交渉、相殺などが非常に複雑になります。
- 離婚交渉への影響: ダブル不倫が原因で離婚に進む場合、不貞行為という明確な有責事由があるため、離婚自体は認められやすくなります。しかし、不倫相手も既婚者であったという事実は、離婚交渉の過程(特に慰謝料や財産分与、稀に親権)において、より厳しく追及される要因となることがあります。
- 子への影響: 双方または片方の夫婦に子どもがいる場合、不倫の発覚とその後の両親間の深刻な対立は、子どもたちの心に大きな傷を残します。親権や養育費の決定にも影響が出ることがあります。
- 社会的な影響・信用の失墜: ダブル不倫は社会的な非難を受けやすく、職場での立場や地域社会での評判に悪影響を及ぼす可能性も否定できません。
- 複数の法的紛争の可能性: それぞれの夫婦での離婚交渉や裁判、そして不貞相手への慰謝料請求や、反対に不貞相手の配偶者からの慰謝料請求など、複数の法的紛争が同時に、あるいは連続して発生するリスクがあります。
ダブル不倫が発覚した場合の「結末」は?
ダブル不倫が発覚した後の「結末」は、関係者の意向や状況によって様々ですが、想定されるものとしては以下のようなパターンがあります。
- 両方の夫婦が離婚する: 関与した二人とも、それぞれの配偶者と離婚に至る最もリスクの高いケースです。
- 片方の夫婦だけが離婚する: 一方の夫婦だけが離婚し、もう一方は慰謝料の支払いなどで関係を継続するケースです。
- 離婚せずに、慰謝料請求のみが行われる: 離婚まではしないものの、不貞行為の責任として慰謝料の支払いだけが行われるケースです。
- 夫婦関係の修復: 発覚後、不倫関係を清算し、それぞれの夫婦関係の修復を目指すケースです。ただし、ダブル不倫の場合、お互いに有責性があるため、簡単ではありません。
- 複数の裁判や調停が並行して進行する: 慰謝料請求、離婚請求などが複雑に絡み合い、複数の裁判や調停が同時に進行する、精神的・時間的・経済的に大きな負担を伴うケースです。
ダブル不倫問題に直面したら、弁護士にご相談ください
ダブル不倫は、発覚した場合のリスクが非常に高く、問題も複雑化しやすいのが特徴です。「バレてしまった」「相手の配偶者から連絡がきた」「離婚したいと言われた(言った)」「慰謝料を請求されている(したい)」…このような状況に直面したら、冷静さを保ち、速やかに法律の専門家である弁護士に相談することが非常に重要です。
弁護士にご相談いただくことで、以下のようなサポートを受けることができます。
- 状況の整理とリスク評価: 現在の状況で、離婚、慰謝料請求(する側・される側)など、どのような法的リスクがどの程度あるのかを正確に把握できます。
- 慰謝料問題の戦略: 慰謝料を請求したい場合、あるいは請求されている場合に、どのように交渉を進めるべきか、適正な金額はいくらか、複数の請求が絡む場合にどのように対応するかなど、複雑な慰謝料問題を戦略的に解決するためのアドバイスとサポートを受けられます。
- 離婚交渉の複雑な舵取り: ダブル不倫の事実が影響する離婚交渉において、不利にならないように、あるいは少しでも有利な条件で解決するための交渉を代行・サポートいたします。
- 冷静な対応: 感情的になりやすい状況で、弁護士が冷静な判断と対応を提供し、ご依頼者様が誤った行動をとってしまうことを防ぎます。
- プライバシーへの配慮: 問題が周囲に知られる範囲を最小限に抑えるためのアドバイスや、関係者とのやり取りを弁護士が担当することで、プライバシーを守る配慮も可能です。
ダブル不倫問題でお悩みなら、かがりび綜合法律事務所へ
ダブル不倫の発覚は、まさに人生の危機とも言える状況です。潜むリスクを正確に理解し、冷静かつ適切な対応をとらなければ、取り返しのつかない事態に発展する可能性があります。
かがりび綜合法律事務所は、ダブル不倫に関するご相談や解決実績が豊富です。不貞慰謝料問題、離婚問題、そして複数の関係者が絡む複雑な状況においても、ご依頼者様の状況を丁寧に分析し、最善の解決を目指すための戦略をご提案いたします。
もしあなたがダブル不倫に関わる問題に直面し、不安を感じているのであれば、一人で抱え込まず、できるだけ早く弁護士にご相談ください。潜むリスクを最小限に抑え、新たな未来へと進むための道筋を、弁護士が共に考え、サポートいたします。
