弁護士 野条 健人

ご依頼者様に対して心がけていることは、寄り添ってお話を聞かせていただくとともに、弁護士が道しるべとなって、ご依頼者様とともに一歩前進させていくことです。

ご依頼者様は皆、様々なお悩みをかかえ、不安な気持ちで弁護士とお話することがほとんどです。

弁護士はご依頼者様の不安を解消し、紛争解決を図るプロフェッショナルと考えています。どのような問題でも真摯に向き合い、ご依頼者様の話を親身に聞くことで、紛争解決の糸口が見えてきます。

このため、まずはご依頼者様の目線でお話を伺い、こちらからわかりやすく説明させて頂くことにより、不安を解消してもらうことを大事にしています。

さらに、プロフェッショナルとしては、ご依頼者様が置かれている状況を十分に把握して、問題解決に向けて正しい方向に導くことが重要だと考えています。

仕事について

Q
今の仕事はどんなものか
A

弁護士といえばそうなのですが、目の前にいる依頼者さんに少しでも幸せになってほしい、弁護士が入ったからこその価値を届けたいと思っています。

そういう意味では、弁護士業務をこなすというよりもそれを踏まえた価値を提供する、問題を解決させて、少しでも幸せになってほしい。ここに力点を置いて仕事をしています。

例えば、男女問題であれば、慰謝料請求する方でも、もちろんお金が欲しいということもありますが、それ以外にも、本来であれば、不倫相手をぎゃふんと言わせたい、悔しい気持ちを晴らしたい、それから、夫あるいは妻に今後は近づかないようにしてほしい、仕事場を変えて欲しい、謝ってほしい等の要望があるはずです。

そういう依頼者の想いやニーズを聞き入れて、依頼者さんに弁護士が入ってよかったと思えるようにしたいと思っていますし、少しでも良い生活を取り戻して欲しいというのがあります。

離婚なんかでも、離婚したいと思って弁護士に依頼するのですが、依頼者さんは離婚したいというのは、単に離婚さえできたらいいのではなくて、その背景が必ずあると思っています。

例えば、モラハラを受けて離婚するとしても、同居中であればどうやって離婚していいかわかりませんし、DVなんかだと離婚したいと思っても誰かが背中を押してあげないと一人では動けない方も多くいます。

良かったときの生活に戻っていただくために、弁護士が道筋を示すことも大切です。

そうやってイメージ化をさせていき、細かい条件を決めていくこと、そこに導いてあげることの力強さが弁護士には必要だと思っています。

そういう意味では、単に法律業務をしているという視点ではなく、いかに解決をさせてあげるのか、という視点が必要であって、それが弁護士として大切な仕事だと思っています。

Q
どんな依頼者様が多いか
A

心の弱っている方や誰にもなかなか相談できないけど、この先生なら優しそうだし聞いてくれそうという層が多い気がします。

男女問題では、そういう意味では、女性の依頼者様が多いです。

DVやモラハラを受けていて悩んでいる女性の方、別居ができなくて悩んでいる女性、それから不倫をされた、あるいはした側等、誰にもいえなくて悩んでいる方の相談が多い気がします。

年齢層も幅広く20代から60代くらいまでの方が多いです。

Q
この仕事を通じてどんな価値を提供できるか
A
  1. 「その方の人生の悩みを解決する」
  2. 「人生の再出発を応援する」
  3. 「究極の人助け」

の3つがあると思います。順に説明していきます。

①「その方の人生の悩みを解決する」

人生の悩みを解決するという仕事は他の仕事ではあまり多くないと思います。人は誰しも悩むのですが、我々がよく扱う男女問題はなかなか自分で解決するのが困難です。これはAIの時代になっても難しいと思います。

それは必ず感情論が入り、その人特有の経緯がでてきますから、理屈だけで解決するのが難しいからです。

ネットやAIの社会では一定の情報は調べたらある程度答えがでてきますので、確かに答えには近づくかもしれませんが、感情論やその人特有の経緯が必ずでてきます。人間は感情の生き物ですから、機械と違って理屈や論理だけで解決することはできないので、その人に見合った心の交通整理がしてあげることが必要です。

これができなければ問題の所在も分からないですし、的外れな答えがでてきてしまいます。その人特有の経緯を聞き出して道筋を決めてあげること、これを一緒に弁護士ができることは非常に大きな価値があると思っています。

②「人生の再出発を応援する」

次に、②「人生の再出発を応援する」ことも我々弁護士として大切なことの一つです。

誰しも適切ではない判断をしてしまったり、誤った道にいくこともあります。また、なかなか再出発が出来ない方もいます。離婚でいえばモラハラやDVを受けている方も一例だと思います。

そういう方には「再出発」の「応援」をしてあげれるかどうかで、その人の人生が変わる、困っている方を救えるかどうかにかかってきます。

例えば、モラハラを受けて離婚したいけど、離婚するとしたら色々複雑で未来が不安という方もいらっしゃいます。そういう方に、たまに問いかけてあげるときがあります。

「このまま何もしなければずっとこのままですよ」「頑張って一緒に幸せになるために考えていきましょう」と。一見すると冷たいように思われるかもしれませんが、決してそうではなく、「再出発」しないと「現状維持」なのです。

「現状維持」だとその人は「今のまま」「今のまま」ということでは良くないと思って頑張って法律事務所に訪れているのに、「今のまま」でいいですということではその方は幸せにはなれない可能性が高いのです。

「再出発」を心から「応援」するというのは、その方を「幸せ」に導けるか、まさに僕らが「かがりび」になれるのか、そういう気持ちが常にあります。

③「究極の人助け」

最後に、③「究極の人助け」についてです。

先程から述べてきましたように、弁護士が法律業務あるいは法律の助言業務という意味だけであれば、ネットの知識でも足りるようになると思います。

私が大切にしているのは、そこに手を差し伸べて導いてあげれるか、です。

証拠が不十分であれば、探偵業者を紹介する、実際にそこまでするし、カウンセリング等の方がよいのであれば適切なカウンセリング業者を紹介する、そこも大切です。

この人にとっては何が今必要であって、それをどうしてあげて、具体的に行動させてあげるのか、背中を押してあげるのかというところまで導けるようにする、それによって感謝の言葉を少しでももらえるのであれば、我々の業務の価値があったと思います。

Q
言われて嬉しかった言葉
A
  • 先生にお願いしてよかった
  • 細やかの気持ちの面までフォローしてくださり、嬉しかった
Q
この仕事をしていて嬉しいと感じたこと
A

依頼が終了し、お礼を言われたときや、依頼中でもどんどん元気になる姿を見ることができること、また依頼者さんから連絡がきて近況報告してくれたり、他の相談者さんを信頼している先生がいるからと言われて紹介を受けることもうれしいです。

最近は、その案件自体を解決できることにも喜びを感じています。

やっぱり、依頼者さんの目的を達成できるので、そこに力をかけてきた甲斐がありますし、弊所は1つのチームとして事件をこなしますから、職員と一緒に扱った案件が解決できれば、みんなで一体感を味わえることも喜びの一つです。

Q
自分に依頼するメリットについて
A

共に解決に導いてあげる、その力強さと、共に一緒に考えることだと思います。

また、適切な方法が何かを考えて、事務所一体で考えることな気もします。

野条が司令塔になって、事務所全体で共有して考えるので、事務方も裏方として考えることもありますし、案件処理も複数で行うこともあります。

Q
仕事にあたる際に心がけていること
A
  • その方の話をよく聞く
  • その方が今後の人生をよく進むためにはどうしたらよいか、考え、最後は自分で決めてもらえるようにエンカレッジすること
Q
転機になった出来事
A

父母の離婚

Q
転機によってどう変化したか
A

子どもの視点で、離婚を考えれるようになったこと、幸せを実現するためにどうしたらいいかということ。(ただ、これは転機ではないですね。)

転機かどうかは、少し違うかもしれませんが、前のボスと出会えたことは人生において凄く重要な契機でした。

前のボス、西川研一先生からは様々なことを教えて頂きました。

まず、この先生は特別な事情がない限り、どんな案件でも事件への取組をあきらめません。

普通だったら、もうこれ以上はできないと思うことでも、他の視点がないか検討しますし、辞任することがありえるような事態になっても、辞任したら誰がその人を守ってあげれるのか、と言い、叱責されることもありました。

何事もあきらめないこと逃げ出さないことは凄く重要で、弁護士としての姿勢を直庭させて頂きました。

また、弁護士業務を通じて社会を変える、歴史を変えるということを教えて頂いたのも先生です。

先生は、我々の仕事の一つ一つを丁寧に行うことで、これまでには実現してこなかった権利や社会問題を解決することになり、それが歴史を変えるのだとよくいっていました。

大それたことかもしれませんが、確かにそうで、昔はDVのような事案はそこまで取り上げられず、モラハラなんて言葉すらありませんでした。

それが先人の弁護士の先生方の取組によって、大きく変わってきました。

よりよい社会に貢献できるように頑張らないと思う日々です。

Q
他の弁護士との違いについて
A

なかなか言葉にするのは難しいと思いますが、出身事務所やバックグラウンドの価値観が違うのが一番大きいと思います。

野条も井上も社会で困っている方々、声を挙げられない方々を救済して、社会問題を解決したいというのが弁護士としての原点です。

お互い、出会ったのは、まさに修習が始まる前の、司法修習生の貸与制問題、違憲訴訟までするかどうかということでの大阪のリーダー的な存在が野条で、井上とそこで出会いました。

そこから、当時は司法修習生の7月集会(ちょっとマイナーなのでネットで検索してもらえればでてきます)という社会問題を考える集会で、お互い色々な社会問題をとりあげました。

当時、野条はクラブの違憲訴訟や公害問題等をとらえたりしましたし、井上は子どもの権利等を扱いました。

そうやってお互い、(いわゆる言い方は置いといて)左派系の事務所に入所して、人権擁護委員会に所属したりアスベスト問題を扱ったりして、これらの事務所とは大きく違う事務所出身が母体です。

なので、表面的に寄り添うとかとは違った、心から寄り添って社会を変えることを大切にしています。

ちなみに、では、どうして、このような事務所出身なのに、ネット型で左派系でやらないような仕組みを構築して、事務所運営を考えているかというと、これが前の響時代の西川研一先生の言葉につながります、

それは、経済的基盤を確立して社会を変える事務所にするということです。経済的基盤の確立が困っている方を救済する、あるいは社会問題を変えるには必要不可欠な弁護士業界として必要になっていると思うからです。

従来の事務所では、弁護士の数もそこまでなくネット広告も解禁されていない時代は、紹介や人の輪からの営業で十分成り立ち、そこまで経済的基盤を確立しなくてもよかった筈です。

ところが、今は全く時代が変わりました。普通のやり方では、経済的基盤を確立できてない事務所も多いなか、より社会を変えるため、よい社会問題を取り汲むことは、なおさら経済的基盤が確立できなければ、社会問題を扱えません。

自分たちの職員を十分養うことができていないのに、目の前に困っている方のを救済できないのと同じです。これは野条がいつも意識している三方よし同じ発想です。

社会を変えるためには、経済的基盤の確立がますます必要です。おそらく10年後の法律事務所の世界は激変しており、社会を変えるための弁護士さんが少なくなる、社会問題がなかなか扱えなくなるということを危惧しています。

我々の事務所は、通常の業務も行いながら弁護団活動や人権活動、委員会等も自由に行い、研鑽を積んでよりより社会をつくっていく、社会に貢献できるように少しでもしていきたいと思っています。

Q
どんな依頼者様の役に立ちたいか
A
  • 精神的にしんどく、背中を押してほしいと感じている人
  • 前向きに人生を進んでいきたいと感じている人
  • 「やる気スイッチ」を押して欲しい方

「やる気スイッチ」を押すというのは語弊があるかもしれませんが、最近思うことをつらつらと記載していきます。

男女問題で法律事務所に来る方は、もう自分では解決ができないかもしれない、専門家の方に話を聞きたいという方が多いです。

そのため、何らかの弁護士さんの助けを求めている方が多いという印象です。

他方で、お金もかかるし、第三者まで入れるのも気が引けるや、弁護士まで入れて大丈夫なのか、と思って踏み切れない方も多いです。

つまり、もう一歩踏み出したいという方において、何かかしら勇気を与えたいと思っています。この勇気を求めに来ているのに、勇気をあたえなければ意味がないと思っています。

そういう意味で、大丈夫ですよ。何とかなりますよ。とか、ご無理せずに一緒に頑張っていきましょうとかそういうことでも全然違う気がします。

特に力を入れていきたいのは、男女トラブル、家族問題の案件です。このような案件は誰にでも起こる身近な問題ですが、身近だからこそ、親しい人や家族に相談できずに一人で抱え込んで苦しんでいる人も多いです。

「不倫問題で困っている。家族に打ち明けることもできない」「パートナーのDVで悩んでいる」「離婚したいけど、相手が怖くてできない」という人がいます。そのような、“声を出したくても出せない”人の話を聞き、一人でも多くの人の生活がよりよくなればと願っています。

法律のプロであることは当然ですが、それに加えて、話を聞き出す場面ではカウンセラーのような弁護士が理想です。弁護士であれば法的アドバイスをすることは誰でもできますが、それだけでなく、心の負担が少しでも軽くなったと感じてもらいたいですね。

依頼者様の心境って、後ろ姿に出るんです。

事務所から出られるとき、エレベーター前までお見送りするのですが、そこで少しでも笑顔になられたり、心が楽になったというだけでやりがいを感じています。

子どもの頃について

Q
どんな子どもだったか
A

幼少期は紛争をきらって穏やかな子だったと思います。

一度はまるとそれに取り組むことが多かったです。

勉強も小さい頃はあまりせず、野球や鬼ごっこ等みんなで遊ぶことが多い子でした。

Q
子どもの頃、何をしている時が楽しかったか
A

野球をしたり、みんなでサッカーをしたりしていました。

あとは、ゲームが得意で、ゲームをたくさんしていましたね。

Q
子どもの頃に好きだったもの
A

野球やゲーム

本当に人に自慢できるものはあまりないですね。

Q
将来就きたかった仕事
A

プロ野球選手でしたし、家の稼業である町工場をつぐか、そんな感じですね。

Q
生まれ育った場所について
A

生まれてから今まで全て大阪です。

Q
両親によく言われたこと
A

本当に対して自慢できることはないです。

「箸の持ち方が汚い」とか「きれいにご飯を食べなさい」とか、いろんなことでよく怒られていました。

印象的だったのは、勉強ばかりしないでもっと社会をみなさいと高校のときにいわれましたね。

勉強するなともいわれたこともあります。笑

Q
部活動について
A

中学:野球部

高校:テニス部

中学までは、どちらかというと控えめで、いじめられていたときもあります。

Q
アルバイトについて
A

大学時代:塾講師
小学生・中学生の勉強を教えていた。

あとは派遣の設営とか警備のお仕事

Q
アルバイト経験で印象に残っていること
A

ないですね。

というよりも自己分析しているときに、ふと思ったのですが、こうなってはいけないというのが色々と自分の人格をつくるにあたって成長させてくれた気がします。

あまり教えられたとか、言われたとかで+になることはなかったのですが、周りを見て常にこうなってはいけないんだなというのを学習してきた気がします。

その意味では、人間観察とか社会での適合性とか流れにのるとか、危機感を持つというのには敏感な気がします。

価値観・方向性について

Q
一番仕事でやる気が出るのはどんなときか
A

依頼者の方が私を信頼してくれていると感じたとき

Q
尊敬する人について
A

特定の人ではいませんが、弊所の井上や事務局長は尊敬しています。

芯があって責任感が強い人はリスペクトしています。

あとは、前のボスの西川先生ですかね。尊敬というか常に相手をリスペクトする姿勢は大切だと思っています。

Q
嫌いな人について
A

相手をリスペクトしないというか、見下す方や価値観を尊重しないときは残念な気持ちになりますね。ただ嫌いというまではないです。世の中色んな人がいますので。

Q
この仕事を通じて、どうなりたいか(願望)
A

この仕事を通じて、一人でも困っている方を助けたいという気持ちがあるとともに、より社会に貢献したいという気持ちがあります。

ミクロ的に見れば、扱っている事件を扱っていれば足りるのですが、個々の人権問題や社会問題を解決するには、マクロ的に見ないと進まない問題があります。

例えば、弊所の井上めぐみが行っているような、子どもの権利や児童相談所との連携等もそうでしょうし、東日本大震災の被災者支援等もそうです。

弁護士が有する社会的な価値を社会に還元できるような弁護士を育てていき、よりよい社会に貢献できるようにしていきたい意向と思います。

Q
世の中をどんな風に変えたいか
A

違う価値観でも尊重される社会、なんどでも這い上がれる社会、頑張っている方が報われる社会にしたい。

Q
近い将来やりたいこと
A
  • 社会的な貢献がよりできる事務所づくり(納税以外で笑)
  • 職員が心より働いてよかったと思える事務所づくり

プライベートについて

Q
好きな食べ物
A

寿司・お肉・スイーツ

Q
大好きな趣味
A

野球、野球観戦、スポーツ観戦、法律の案件を考えること(趣味というか仕事が趣味みたいのところです。)

Q
趣味のどんなところが好きか
A

趣味というか、やっぱり仕事が好きですね。仕事のことを考えるのが生きがいですし、やりがいです。多分全く苦ではないのでしょうね。

Q
人に自慢できる特技
A

記憶力です。 

Q
好きな旅行先、場所
A

温泉、ご当地グルメ、海外旅行でも行ってみたいです。

Q
座右の銘
A

過去は未来によって変えられる。

結果は困難を伴って出すべきであるし、そうでないと出ない。

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