「もう終わりにしたい…」長期化する離婚調停と不当な要求を、4回で早期解決した男性の事例

「もう終わりにしたい…」長期化する離婚調停と不当な要求を、4回で早期解決した男性の事例|弁護士が解説 – かがりび綜合法律事務所

夫婦関係の悪化、そして離婚に向けた話し合いが長期間進まない状況は、当事者にとって非常に大きな精神的負担となります。特に、別居に踏み切れないまま同居を続けている場合や、話し合いがこじれて感情的な対立が続いている場合は、そのストレスは計り知れません。さらに、相手方から収入や状況にそぐわない、支払い不能なほど高額な条件(住宅ローンの支払い、過大な養育費など)を求められた場合、「一体どうすればいいんだ…」と絶望的な気持ちになってしまうこともあるでしょう。

しかし、このような長期化する複雑な離婚問題、そして不当な要求に対しても、適切な法的サポートがあれば、状況を打開し、納得のいく早期解決を目指すことが可能です。

今回は、妻による不貞行為が背景にあり、話し合いが進まないまま長期同居が続いた後、妻からの離婚調停で支払い不能なほど高額な要求を突きつけられた男性が、弁護士のサポートのもと、調停開始からわずか3回で早期に離婚を成立させた事例をご紹介します。

事例紹介:長期化する離婚問題と不当な要求を、調停3回で早期解決

【依頼主】 50代 男性 【相手方】【婚姻期間】 20年以上 【子ども】 あり

【相談の背景】 ご依頼者様は、妻による不貞行為が発覚して以来、離婚に向けた話し合いが始まったものの、なかなか前に進まず、長い間同居状態が続いていました。夫婦関係は冷え切っており、このままの状況が続くことに大きなストレスを抱えていらっしゃいました。

そのような中、妻から家庭裁判所に離婚調停が申し立てられました。調停の中で、妻はご依頼者様の収入からして到底支払い不能なほど高額な条件(自宅ローンの支払いや、算定表を大きく上回る養育費など)を求めてきました。「こんな条件、飲めるわけがない。でも、この調停も長引くのだろうか…」と、さらに大きな不安を感じ、かがりび綜合法律事務所にご相談にいらっしゃいました。

当事務所の活動:早期の事案整理と調停への戦略的な準備

ご相談いただいた際、弁護士はご依頼者様が長期化する問題と、支払い不能な不当な要求に苦しんでいらっしゃることを理解しました。ご依頼者様が「早くこの状況を終わりにしたい」という早期決着への強い希望を持たれていることを踏まえ、調停手続きを通じて、不当な要求を退けつつ、迅速な解決を目指す方針で進めることになりました。

ご依頼を受け、弁護士はまず、これまでの夫婦の経緯、妻の不貞行為、現在の経済状況、妻の求める条件がなぜ不当であるのか、そしてご依頼者様の希望する解決像などを、早期に詳細に事案整理しました。これにより、調停の場で何が争点となるのか、どのような証拠や主張が必要なのかを明確にしました。

そして、弁護士は全ての調停期日にご依頼者様と同行いたしました。初回である第1回の調停から、事前に整理した情報を基に、ご依頼者様の代理人として具体的で実のある話合いができるよう、調停委員や相手方に分かりやすく主張・説明を行いました。特に、妻の求める金銭的な条件が、ご依頼者様の収入や現実的な生活状況から見て、いかに不当であるのかをデータや資料を示しながら説得的に伝えました。

解決の内容:不当な要求を退け、調停4回というスピード解決

弁護士による早期の事案整理と、調停期日での戦略的な対応の結果、妻の求める支払い不能なほどの不当な要求を退けることができました。

複雑な離婚調停は長期化することも珍しくありませんが、本件は、弁護士が第1回から具体的な話合いを進める準備を徹底したことで、無駄な時間をかけることなく、わずか調停全4回という短期間で夫婦間での合意が成立し、無事に離婚が成立するという早期解決を実現しました。

ご依頼者様は、長く解決しない状況と不当な要求に苦しんでいらっしゃいましたが、弁護士のサポートによって、不当な要求を退けた上で、予想以上に短い期間で問題が解決したこと、そして解決までの間、弁護士が常に隣で支えてくれた支援体制について、大変高く評価してくださいました。

この事例から見る、早期解決と不当な要求への対応戦略

この事例は、長期化する離婚問題や、相手方からの不当な要求に直面した場合でも、弁護士の適切なサポートがあれば、状況を大きく改善し、早期に解決できる可能性が高まることを示しています。

  • 早期の事案整理と調停への準備: 調停が始まる前に、状況を整理し、主張すべき点、必要な資料などを準備しておくことが、調停をスムーズかつ有利に進めるための鍵となります。弁護士は、初回相談の段階からこれをサポートします。
  • 支払い不能な要求への的確な反論: 相手方が非現実的な金銭的条件を求めてきた場合、感情的に反発するのではなく、収入や支出、生活状況など、客観的なデータに基づいて、なぜその要求が不当であるのかを具体的に主張・立証する専門的な対応が必要です。
  • ご依頼者の希望(早期解決)への配慮: ご依頼者様が何を最も望んでいるのか(本件では早期決着)を理解し、その目的に沿った戦略を立てることが、ご依頼者の満足度を高める解決に繋がります。早期解決のためには、交渉や調停を効率的に進める弁護士の力量が問われます。
  • 弁護士の同行とサポート: 調停期日に弁護士が同行することで、ご依頼者様は安心して手続きに臨めるだけでなく、その場で生じる相手方の主張や調停委員からの問いかけに対し、弁護士が即座に適切な対応をとることが可能となり、手続きをより有利に進めることができます。

長期化する離婚問題、不当な要求でお悩みなら|かがりび綜合法律事務所へ

離婚問題が長引いている、相手方から収入や状況にそぐわない不当な要求を突きつけられている、といった状況は、計り知れないストレスを伴います。一人で悩んだり、感情的に対応したりすると、状況がさらに悪化してしまうリスクがあります。

かがりび綜合法律事務所は、このような困難な状況にあるご依頼者様に寄り添い、長期化する問題の打開、不当な要求への対応、そして早期解決に向けたサポートを得意としています。本事例のように、調停手続きを戦略的に進め、ご依頼者様にとって最善の結果を目指します。

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