モラハラ夫の特徴は多岐にわたり、精神的な虐待であるため、周囲からはわかりにくい場合も多くあります。離婚弁護士として、モラハラ夫に共通する特徴をいくつか挙げさせていただきます。
1. 言葉や態度による精神的な攻撃
- 人格否定:
- 「お前は価値がない」「役立たずだ」など、存在自体を否定するような言葉を浴びせる
- 容姿、性格、能力などを執拗に否定する
- 侮辱・暴言:
- 相手を馬鹿にする、見下すような発言
- 大声で怒鳴る、脅すような言葉を使う
- 無視・拒絶:
- 理由もなく無視をする、口をきかない
- 相手の意見や気持ちを全く聞こうとしない
- 罪悪感の植え付け:
- 「お前のせいでこうなった」など、何でも相手のせいにする
- 相手が謝るまで執拗に責め続ける
2. 行動による支配・束縛
- 行動制限:
- 交友関係や行動範囲を制限する
- 外出を極端に嫌がる、または禁止する
- 携帯電話やSNSなどをチェックする
- 経済的DV:
- 生活費を渡さない、または極端に制限する
- お金の使い道を細かく監視する
- お金を自由に使わせない
- 支配欲・束縛:
- 自分の思い通りに相手をコントロールしようとする
- 常に自分が優位に立とうとする
3. その他
- 外面が良い:
- 家庭の外では良い夫、良い父親を装う
- 周囲にモラハラを悟られないようにする
- 自己中心的:
- 自分の考えや感情が全てで、相手の気持ちを考えない
- 自分の非を認めない、謝らない
- 感情の起伏が激しい:
- 些細なことで激怒する
- 急に優しくなるなど、感情の起伏が激しく周りを振り回す。
これらの特徴はあくまで一例であり、全てに当てはまるわけではありません。しかし、これらの言動が繰り返される場合、モラハラである可能性が高いと言えます。
もし、ご自身がモラハラを受けていると感じたら、一人で悩まずに専門機関や弁護士にご相談ください。