脅迫・嫌がらせを受けている

はじめに

不倫問題は感情的になりやすく、不貞被害を被った被害者が慰謝料請求をする以外にも倫不倫相手の配偶者から脅迫や嫌がらせを受けることもあります。感情的になってしまい、違法行為に出る方がいます。

しかしながら、不倫(不貞)や浮気をされたからといって、相手に脅迫や嫌がらせ恐喝等の迷惑行為を行ってよいものではありません。

不倫慰謝料請求と脅迫・嫌がらせの対処方法について、詳しく解説していきます。

不倫慰謝料請求の概要

本サイトでも記載してきましたが、不倫(不貞)が原因で慰謝料を請求できる場合があります。

その場合は、あくまで民法上の不法行為として慰謝料を請求できるにすぎません。

以下の違法行為や迷惑行為は不貞の効果として何ら許されるものではありません。

脅迫・恐喝や名誉毀損に当たる事例

妻や夫と不倫や浮気(不貞行為)をした相手に対して、以下のようなことをすると脅迫罪や恐喝罪、名誉毀損などに該当する可能性があります。

法外な慰謝料を請求され、「支払うまで返さない」と部屋に閉じ込められる

このような場合は、監禁罪に該当する可能性があります。

また、ファミリーレストランや喫茶店などの任意といいながらも長時間拘束されるケースや、無理に示談書を書かせるまで帰らせないことも聞いたりします。

「慰謝料を支払わないと周囲に広める」と言われたり、SNSで広めたりするなどの脅し文句をいわれたりすることがあります。

このような行為は、恐喝罪に該当する可能性があります。恐喝罪とまではいいがたくても、民法上の不法行為に該当する可能性も十分あります。

胸ぐらをつかんで「不倫を認めろ」などと強要されたり、暴行等によって不倫の事実を認めるように主張してくることもあります。

脅して義務がないことをさせる行為は、強要罪、暴行罪となる可能性があります。

実際にこのようなトラブルがあることは当事務所で扱ってきた案件でも被害を受けられた方はいらっしゃいました。

不倫慰謝料請求への対応方法

1. 請求額の妥当性を検証する

不倫慰謝料請求に対しては、まず請求額の妥当性を検証することが重要です。

請求額が適切でない場合、弁護士に相談して交渉を行いましょう。言い値で応じる必要は全くありません。

当事務所では、不倫や浮気をしてしまった方が請求された慰謝料を、大幅に減額した解決実績も多数有しています。不倫・浮気の慰謝料は、不貞行為の回数、期間、頻度などだけでなく、相手方の結婚期間の長さや子供の有無・年齢、その後離婚したのかなどが大きく関わります。

そして絶対に払えないような慰謝料を請求された場合であっても、40万円から80万円程度の金額に慰謝料をとどめることに成功した事例も多数あります。

また焦って慰謝料請求額をそのままにして支払っても清算条項が付いていない等後々追加請求されては意味もありません。

きちんと終結させる意味でも請求額の妥当性は重要です。

2. 証拠の有無を確認する

不倫の証拠がない場合、慰謝料請求は成立しません。また、証拠が不十分である場合、請求額を減額することが可能です。

また、そもそも相手方との婚姻関係が破綻しており、もはや夫婦とはいえないような状態になっている場合、形式的には不倫や浮気であっても不貞行為の慰謝料を支払う必要はありません。

証拠や事実経過も十分に確認して、ご納得のある解決にしてほしいと思っております。

3. 認めるべき事実と認めない事実を整理する

慰謝料請求への対応では、認めるべき事実と認めない事実を明確に整理し、弁護士に相談することが求められます。

不貞慰謝料請求する側はあたかもすべてが事実(真実)のように記載していることも少なくありません。

そのような場合でも、争わなければ全て事実だと認めることにもなりかねません。その結果、損をしてしまう事例も少なくありません。

きちんと自分の言い分を述べていくことも重要です。冷静な場で問題を解決することができるためには、慰謝料問題に強い弁護士にぜひご相談ください。

相手の配偶者からの脅迫・嫌がらせへの対処法

不倫相手の配偶者から脅迫や嫌がらせを受ける場合、以下の対処法があります。

1. 証拠を集めて、毅然と主張して弁護士対応とすること

脅迫や嫌がらせがある場合、証拠を集めることが重要です。

電話やメール、手紙などの証拠を保存し、場合によっては監視カメラなどで状況を記録しましょう。

違法行為の証拠はその時の状況を客観的に保存しているものである必要があるため、第三者の証言などがある場合でも、その人が身内の人などであっては証拠の信用性は高くありません。

そこで、脅迫、恐喝行為や名誉棄損の事実を、録音などの客観的な証拠を確保しておく必要があります。

  • 慰謝料支払いの書面を作るときに危害を加える旨など怒鳴っている様子の録音、映像、そのときの内容を示すもの
  • 「職場に行くぞ」「家庭をめちゃくちゃにしてやる」と送られてきたLINEやインスタグラムのDMのスクリーンショット、写真、映像
  • 不倫をしていることを書いた紙が職場に張り出されている写真、画像等

2. 相手に警告する

脅迫や嫌がらせがある場合、まずは相手に対して警告を行います。

警告の際は、冷静な態度で相手に対処することが重要です。

案件によっては警察と連携をとることも重要です。弁護士対応とすることで窓口や対応が弁護士に一任されるので、精神的にも楽になると思います。

かがりび綜合法律事務所では、依頼者の方に安心して相談していただけるように、メンタルヘルスを学ぶうえで得た知見を生かしつつ、じっくりお話をお伺いしていきます。

そして問題を通じて、依頼者の方がその後の人生を自分らしく生きられるように、最善を尽くして問題解決に取り組んでまいります。

3. 被害届を提出する

脅迫や嫌がらせが続く場合、警察に被害届を提出しましょう。

被害届には証拠や状況の詳細を書き込み、できる限り具体的に記述します。

被害届を出したり、警察で記録を残してもらうことで、後々のこちらの対応にもいきてくることがありますし、警察もパトロールの強化や具体的な行動計画等も示してくれるので、非常に重要です。

4. 弁護士に相談する

脅迫や嫌がらせが解決しない場合は、弁護士に相談して法的措置を検討しましょう。

弁護士は相手に対して法的手段を使って交渉し、問題の解決に導いてくれます。

不倫によって慰謝料請求や脅迫・嫌がらせを受けることは、多大なストレスとなりますが、適切な方法で対処することで解決に向かわせることができます。

このページで紹介した対処法を参考に、問題解決の一助としてください。

弁護士に依頼するメリット

何よりも弁護士に依頼することにより精神的な負担から解放されます。

そもそも弁護士に依頼をしている場合は、ご自身が直接やり取りすることが基本的になくなるため、脅迫や恐喝などの被害にあう可能性が大きく下がることになります。

これは相手方も弁護士案件になった場合に、相手方を攻撃したときのリスク等も十分理解するからです。毅然と交渉することで、こちらが誠実な対応することも重要なのです。

また、この種のケースでは、同時に後々に高額な慰謝料を請求されることがあります。

ただ、本サイトでもご紹介させていただきましたとおり、高額に支払う必要ないのです。

大きな減額を求めることもでき、弁護士に依頼する方がメリットは確実に大きいのです。

また、逆に名誉棄損などに当たる行為をされた場合など、ケースによっては逆にこちらから慰謝料請求ができるということもありえます。

そして何よりも、嫌がらせなどを今後もしてくるかもしれないと恐れながら交渉を自分でする精神的負担から解放されるという意味で、不倫や不貞をしてしまった側が弁護士に交渉を依頼するメリットが多くあります。

弁護士に依頼するメリットは他にも以下のものがあります。

①ご自身が対応することなく、全ての交渉窓口は弁護士になります。

相手方との交渉は精神的に負担が大きく、特に本件にように相手方に暴言を吐かれたり、暴力を振るわれそうになったり、脅迫まがいの言動をとられる場合もあります。

弁護士に依頼すれば、そのような危険や負担を回避することができます。

また交渉の窓口が弁護士となるため、ご自身の配偶者やご家族に慰謝料を請求されていることが知られてしまうリスクを軽減し、適切な解決に導くことができます。

② 終局的な解決を目指し、これっきりの解決ができます。

ご自身で対応された場合、請求された慰謝料額を支払ったとしても、後に相手方から再度請求されてしまう可能性も十分考えられます。

弁護士が交渉を行えば、このような問題を回避する示談書などを作成することが出来ます。

③ 迅速かつ適切な金額で依頼者様に有利な方向に導きます。

迅速かつ適切な金額で依頼者様に有利な方向に導きます。

自身では判断しにくい慰謝料額の相場や減額事由を的確に判断し交渉の場に持ち込むことで、支払うべき慰謝料額を適切なものにすることができます。

ご自身で判断なされる前に弁護士にご依頼いただければ、大きく減額、減免できる可能性も十分あります。さらには迅速さも重要です。

不倫や浮気が発覚した後、自分から請求された相手に連絡をとったり、いつ電話がかかってくるか気にしながら日常生活を送ることは、相当な精神的な重圧ですし、そのような悩みからご自身を開放し、請求された慰謝料を適正な金額に減額することもまた、弁護士の大切な役割なのです。

これまで多岐にわたる離婚問題を解決し、男性からの依頼、女性からの依頼ともに数多く担当させていただいております。

離婚・男女問題はメンタル的にお辛い状況から出発することがほとんどですので、そういう方々に配慮できるよう、不安を少しでも解消できるよう弁護士・スタッフ一同取り組んでおります。

特に、離婚は結婚と同じく人生の大きな決断の一つですので、安易に妥結することのないようサポートさせていただいております。

今何をすべきか、今後どうしていくべきか、初回相談の中で出来る限りのアドバイスをさせていただきますので、お一人で悩まずにご相談ください。

解決事例

事例① スピード解決 不貞慰謝料330万円→80万円まで減額  250万円減額した事案

依頼者からの相談内容

ご相談者様は、お付き合いしていた方と不貞関係にありましたが、ある日突然、相手方の弁護士さんから内容証明が届きました。

そこには、330万円を内容証明を受け取った日から1週間以内に支払うよう記載されていました。

慌ててどうしたら良いかわからないためまずはグーグルの口コミを参考にして、かがりび綜合法律事務所まで相談がありました。

結果

弁護士がお話を聞かせていただいたところ、不貞の回数や期間もあまり長くはなく、そもそも相手型の婚姻関係も破綻に近く、円満でなかったことを根拠に粘り強く交渉していきました。

この事例では、不貞の相手方から脅迫文言やストーカー被害を受けていたため、これも反論材料にして交渉していきました。

特に裁判例で同種の事案があり、これを理由に慰謝料の減額を行い、交渉で250万円の減額ができました。

弁護士からのコメント

本件ではご家族も同居されていたため、なるべく家族に知られない様にすることも副次的には弁護士として重要なことであり、結果的に秘密も守れました。

不貞の慰謝料の減額要素は不貞の回数以外にも期間や誘引性等様々な要素がありますが、相手方が感情的になりやすい問題なのでいかに説得材料を引き出すかが重要になります。

不貞の相手方から脅迫文言やストーカー被害を受けていたので、弁護士を入れてから「ホッとできた」という一言が忘れられません。

本当に無事に解決できてよかったと思います。

お困りの方はかがりび綜合法律事務所までご相談ください

事例② いわれのない不貞に対する慰謝料請求

依頼者からの相談内容

友人男性の妻からいわれのない不貞を疑われ300万円の慰謝料請求や嫌がらせを受けていた女性からのご依頼の事案でした。

結果

弁護士より請求の根拠がない以上支払いに応じることはないこと、嫌がらせ行為を止めなければ法的対応を取る旨の警告を行った結果、慰謝料請求や嫌がらせ行為を止めることができました。

支払った金額は一切なく、こちらの勝訴的な案件で終結することができました。

感謝の声

この度は、ありがとうございました。

不貞の相手方がつきまとってきて、SNSにアップしたりすることもあったので、先生に早く相談できて良かったです。

きちんとした解決案で約1カ月弱でおわることができ、家族や職場にもばれずに終わることができ安心しています。

また何かあれば、先生の事務所に頼りたいと思います。その際は宜しくお願いします。
30代 女性
この度、お忙しいところ、緊急的に対応していただきありがとうございます。

まさかこんなに早くに終わるとはおもいませんでした。

相手方の執拗な連絡で、精神的に辛かったですが、救われました。ありがとうございました。
40代 男性
こんなに慰謝料減額できるとはおもわなかったです。
感謝してもしきれないです。

今回はメンタルケアまでしていただき本当に感謝しています!

何かありましたらまた助けてください。ありがとうございました。
40代女性
慰謝料請求された
先生のメンタルまでケアしてくれるところはホッとします。

根強い人気は人間らしいところ。

弁護士先生も人ですから合う合わないはあるかと思いますが、この先生だと私は直感で思いました。

解決にまで導いていただきありがとうございました。
50代女性
離婚事件

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