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はじめに
協議離婚で夫婦間で話し合いをしたが、離婚の合意ができなかったり、相手が話し合いに応じなかったり、離婚の合意はできたが慰謝料などの条件の話がまとまらなかったりした場合は、家庭裁判所での調停による離婚に移行します。
離婚には、慰謝料や財産分与などの問題が絡んでくるため、弁護士に依頼して進めることが望ましいです。また、離婚にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。今回は離婚調停について解説していきます。
調停離婚について
調停離婚は、夫婦のうち少なくとも一方が調停を申し立て、専門家の調停員によって問題を解決する方法です。調停員は、夫婦の話し合いを仲裁し、合意に至れば離婚成立となります。
調停離婚は、離婚裁判よるは、手続き期間や費用が比較的短くすむことがあり、円満に解決することができる場合があります。
夫婦間で話し合いをしたが、離婚の合意ができなかったり、相手が話し合いに応じなかったり、離婚の合意はできたが慰謝料などの条件の話がまとまらなかったりした場合は、家庭裁判所での調停による離婚に移行します。調停では、調停委員が夫婦それぞれの話を聞き、離婚の合意や条件の調整を行います。
調停離婚の流れ
家庭裁判所への調停申立て
家庭裁判所から期日決定、呼び出し(呼び出し状が届きます)
調停(月1回くらいのペースで、3ヶ月~6ヶ月ほど続きます)
調停終了(成立・不成立)
調停が成立(当事者双方の合意)した場合、調停で合意した内容が記載された調停調書が作成されます。調停不成立の場合、審判や裁判での離婚を目指します。
うまく自分の主張ができないと不利な内容になってしまったり、相手側に弁護士がついていた場合は一方的に不利な交渉をされたりします。
しかも、一度、調停が成立してしまうと不服申立てはできません。交渉力も必要になってきますので、離婚問題に強い弁護士かがりび綜合法律事務所の弁護士にご相談ください!
調停離婚のメリット
調停手続きの利用には、以下のようなメリットがあります。
- 相手と話さなくて良くなります。
- 調停手続きとは、裁判所で相手ともう一度話し合いをする手続きですが、相手と直接話をするわけではありません。
- それぞれが別に調停室に呼ばれて、調停委員や裁判官と話をし、そのうえで解決案を提示してもらえます。弁護士がついていると、待ち時間の間に戦略を組み立てることが出来ますし、調停員や裁判官と協議する際にも議論を引っ張ってくれます。
- 相手と顔を合わせる必要がないため、感情的になりにくく、落ち着いて話ができるでしょう。
- また、待合室も別であり、相手がどの部屋で待機しているかも互いにわかりません。
- 相手方からDVなどの被害を受けている場合などは特に安心できるでしょう。別居段階から弁護士を介入しておくことで、より強固に相手と話すことがなくなる壁をつくることができます。
調停委員による仲介
調停手続きでは、調停委員が両者の間に入って話を進め、解決へと導いてくれます。
公平・中立な立場から平等に双方の話を聞き、法律や過去の裁判例を元に解決策を示してくれるので、お互いに受け入れやすいはずです。
当事者のみで話し合いを続けるよりスムーズに解決に至る可能性も高まるでしょう。
ここで重要なのは、弁護士がどのように議論を引っ張っていくか、調停委員を説得していくか、その土俵づくりも重要です。
こうすることで、調停員や裁判所を当方に有利なように持っていける可能性がでてきます。
調停成立後は調停調書を作成してもらえる
調停が成立した後は調停調書を作成してもらえます。調停調書には債務名義としての効力があります。
万が一相手方が調停で決まった条件を反故にし、支払いをおこなわなかった場合には、速やかに強制執行手続きをおこなえるので安心でしょう。
結論
調停離婚は、離婚手続きの中でも比較的円満に解決することができる方法です。夫婦自身が問題解決に向けて話し合いを進めることができ、専門家の調停員が仲裁することでスムーズに進めることができます。
しかし、解決が困難な場合や複雑な問題が絡んでいる場合は、離婚に強い弁護士にアドバイスを受けながら進めることが重要です。当事務所は離婚問題に強い自信がありますので、是非お気軽にご相談ください。
解決事例
事例① 解決金600万円 モラハラ夫との離婚案件 調停解決
依頼者からの相談内容
依頼者様は、長年夫さんからのモラルハラスメントに悩まされていました。
夫さんに浮気疑惑がある状況において、我慢の限界が来て別居段階から相談がありました。
弁護士が寄り添っていく必要が高く、日頃からサポートして別居のタイミングを伺い、別居して内容証明を送ることにしました。
結果
相手方と交渉をしながら最終的には調停で終わり、解決金として金600万円を支払うことにより解決しました。
弁護士からのコメント
本件では相手方と誠実に向き合って協議することが必要でした。こちらの武器は婚姻費用もありますが、不貞の慰謝料、財産分与では事前に財産調査もしていましたので、攻める材料がありそれを軸に協議しました。
ただ依頼者さんとしてはある程度スピード解決も重視したいこと、不動産や株式など共有持分は必要なくその代わりの現金を代償として欲しいことから、最終的には上記のような解決に終わり、依頼者さんも満足されていました
事例② 調停解決 不倫による慰謝料請求&離婚成立
- 依頼者:30代 男性
依頼者からの相談内容
依頼者様は、妻が不倫を知って許せないとの思いで慰謝料請求と離婚がしたいと思い、自分なりに話し合いをされましたが、上手くいかずに弁護士へ相談がありました。
結果
依頼を受け、弁護士が相手弁護士と交渉を行いましたところ、不貞した事実は認めるものの、なかなか離婚成立に向けての条件が整いませんでしたので、希望の慰謝料獲得と離婚成立に向けて調停を起こし、無事に成立しました。
弁護士からのコメント
本件では確実に不貞の証拠がありましたので交渉で時間を費やすよりも調停という裁判所での話し合いに持ち込み対応するのが得策でした。
依頼者様とともに協議して最後まできちんと話し合うことができたのが良かったです。
事例③ モラハラ夫との離婚事案
- 依頼者: 40代 女性
依頼者からの相談内容
依頼者様は夫がモラルハラスメントが続いておりそもそも別居したいのですが、なかなか別居まで踏み出せずに弁護士に相談がありました。
結果
弁護士に継続的に相談しながら別居のタイミングを伺っていました。
別居後に婚姻費用の申し立てで生活費を確保して離婚成立しました。
弁護士からのコメント
モラルハラスメントをされている場合にはなかなか別居に踏み切ること自体が難しいことが多いです。
別居まで多くの相談がありましたが、無事に最後まで対応して離婚成立ができました。
悩んでいるところからのサポートもしておりますので一度ご相談ください。
感謝の声
人生で弁護士さんにお世話になる事が一度も無かったので、全く何もかも分からない状態で、ネットで色々探してる時にたまたま見つけた弁護士さんです!
ホームページのお写真を拝見して、人柄も柔らかそうな先生だったので勇気を出して電話をさせて頂きました!
物腰柔らかく喋って頂き、あの時は本当に心がホッとしたのを今でも覚えています。
証拠なども色々揃っていたので交渉もスピーディに行って頂き「そろそろ連絡あるかな?」と思いだしたら必ず連絡で進捗を教えて頂いていました!
旦那側も同様に弁護士を雇ってきたのと、グダグダ言い続けてきたのもあってちょっとだけ時間はかかりましたが、無事に解決しました。本当にありがとうございました。
基本はとても優しくてニコニコしておられる気さくな先生です!私がちょっとフラフラして考え方を誤りそうになった時は優しくも厳しく言って頂いたのを感謝してます!
依頼をしようか迷っている方がいるのだとしたら、一度はこちらの事務所に電話してみて無料相談なども活用しつつ色々お話してみて欲しいなと思います!
この口コミで迷っている方の背中を押せれたら嬉しいです。
依頼後も適宜連絡を交わしながら、こちらの意向や話に耳を傾けて頂き、不安になることもありませんでした。
今後も何かあったら相談させて頂きたいと思っています!
そんな時には、ぜひ一度、野条先生にご相談する事をお勧めします。朗らかで温和で声が大きくて元気が良くて。弁護士先生へのイメージが、一瞬でころっと変わりました。
相談に真剣に乗ってくださり、また時に的確な指導もいただき(そんな時も怖くなくて、心に染みる感じです)、本当にありがとうございました。
心から感謝しています。