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👩👦👦【大阪の親権裁判】共働きの母親が協力的な夫を相手に親権を獲得した戦略【中高生の親権】
皆さん、こんにちは! 大阪の親権問題・離婚裁判に強い弁護士法人かがりび綜合法律事務所、代表弁護士の野条健人です。
「夫も子育てに協力的だったけど、私でも親権を獲得できる?」 「中学生や高校生の親権争いって、裁判でどうなるの?」
婚姻期間が長く、夫も子育てに積極的だった場合、親権争いは長期化し、裁判に移行するケースが多くなります。特に中高生の場合、子の意思や別居後の監護継続性が重要視されるため、戦略的な立証が不可欠です。
今回は、婚姻期間15年以上、会社員として働きながら子育てを担ってきた40代女性が、夫との親権争いで裁判まで進んだ結果、無事に長男(高校生)と次男(中学生)の親権を獲得した戦略的な解決事例をご紹介します。
1. 親権争いが裁判へ移行した理由:「積極的な夫」という壁
ご依頼者様は40代の会社員で、15年以上の婚姻期間中、家事や子育てを中心に行ってきました。しかし、夫も全く非協力的ではなく、学校行事への参加や、土日の子どもとのお出かけなど、良好な父子関係を築いていました。
お互いが親権を強く希望したため、調停は決裂し、親権を巡る争いは裁判へと移行しました。
💡 弁護士の初期戦略:安全な別居と監護実績の積み重ね
- 別居の開始: ご依頼者様が夫との生活に強いストレスを感じていたこと、また生活力(会社員としての収入)があったことから、お子さんを連れて別居を開始するようアドバイスしました。
- 監護継続性の確立: 別居後、すぐに夫側から調停が申し立てられましたが、この間にご依頼者様は子どもたちとの監護実績を着実に積み重ねました。親権争いにおいて、「監護継続の原則」は母親の親権獲得にとって最も強力な武器となります。
2. 裁判で親権を勝ち取るための**「立証」**戦略
裁判では、調停のように話し合いではなく、書面と証拠による徹底的な立証が求められます。
📄 弁護士の裁判戦略:過去の実績と将来の計画を徹底展開
弁護士は、以下の3つの要素を体系的に主張・立証しました。
- 同居中の「主たる監護者」の立証:
- 家事や子育てをご相談者様が中心に行ってきた事実を、具体的な記録や証拠で立証。夫の協力的な姿勢を認めつつも、日常的な養育看護の根幹を担ってきたのが母親であると主張しました。
- 別居後の「監護継続性」の立証:
- 別居後の子どもたちの生活状況、学校生活、精神的な安定に支障がないこと、そしてご依頼者様の養育看護が適切に行われていることを書面や調査官調査の結果を基に立証しました。
- 将来の「養育看護計画」の展開:
- 親権獲得後も、子どもたちの将来を見据えた進学や教育、生活環境について、具体的な養育看護計画を書面で作成・展開しました。裁判官に、「この母親こそが、子どもたちの未来を任せられる」という心証を与えることが重要です。
3. 解決の成果:裁判官の心証開示による親権獲得
この戦略的かつ徹底的な立証の結果、裁判の途中で裁判官からご依頼者様に寄り添った心証開示を受けることができました。これは、「裁判所が母親への親権付与に傾いている」という非常に有利なサインです。
- ✅ 長男・次男の親権を獲得し、離婚が成立。
- ✅ 協力的な夫を相手にした困難な裁判を勝利で収め、ご依頼者様の希望通りの解決を実現。
親権争いでは、「どちらがより良い親か」ではなく「どちらの環境で育てることが子どもの利益に叶うか」が問われます。別居というリスクを取る決断と、それに続く弁護士の緻密な戦略が、親権という最も大切な権利の獲得に繋がりました。
4. 大阪で親権裁判・共働き離婚にお悩みの方へ
夫も協力的な場合、親権獲得には、冷静かつ客観的な立証が必須です。特に裁判では、弁護士の経験と立証力が結果を左右します。
大阪市内で親権・離婚裁判の弁護士をお探しなら、私たち弁護士法人かがりび綜合法律事務所にご相談ください。
- 親権に有利な戦略的別居のアドバイス。
- 監護実績の記録方法から養育計画の作成まで、裁判で勝つための徹底サポート。
- 中高生の子の意思を尊重しつつ、母親の親権を法的に最大限に主張します。
親権を諦める必要は一切ありません。あなたの子どもへの深い愛情を、法的な主張に変え、大阪の弁護士が親権獲得を全力でサポートいたします。初回相談無料です。お気軽にご相談ください。
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