10年以上離婚を拒否されていた夫、3ヶ月で離婚成立

【解決事例】10年以上離婚を拒否されていた夫、3ヶ月で離婚成立

本日は、性格の不一致により10年以上別居していたにも関わらず、妻から離婚を拒否され続け、長期間にわたり高額な婚姻費用を支払っていた50代男性のお客様が、当事務所のサポートにより、わずか3ヶ月で離婚を成立された事例をご紹介いたします。

ご依頼前の状況

ご依頼者のBさん(50代男性)は、性格の不一致が原因で奥様と10年以上別居生活を送っていました。離婚を強く望んでいましたが、奥様は離婚を頑なに拒否。Bさんは、毎月相場を大きく上回る婚姻費用を支払う状況にありました。

以前、他の法律事務所にも離婚について相談したそうですが、「奥様の収入が低く、明確な離婚原因もないため、離婚は難しい」というアドバイスを受け、半ば諦めていらっしゃいました。しかし、現状を打破したいという強い思いから、藁にもすがる気持ちで当事務所にご相談くださいました。

弁護士によるサポートと解決への道のり

Bさんから詳しく状況をお伺いし、過去の相談内容や奥様の離婚拒否の理由などを分析した結果、裁判になった場合には離婚が認められる可能性が高いと判断しました。そこで、早期解決を目指し、まずは離婚調停を申し立てると同時に、奥様との粘り強い交渉を進めるという方針を立てました。

具体的には、以下の点を重視して対応いたしました。

  • 裁判になった場合の法的見通しの明確な提示: 10年以上の長期間の別居という事実、婚姻関係が破綻していると考えられる状況などを踏まえ、裁判になれば離婚が認められる可能性が高いことをBさんに丁寧に説明し、安心感を持って交渉に臨んでいただけるように努めました。
  • 調停委員への戦略的な主張: 調停においては、長期間の別居期間に加え、Bさんが離婚を強く望んでいること、現状の婚姻関係が修復困難であることを明確に主張しました。また、高額な婚姻費用がBさんの経済状況に与える負担についても理解を求めました。
  • 奥様への丁寧な交渉: 奥様の離婚拒否の真の理由を探り、感情的な対立を避けながら、冷静かつ丁寧に離婚に応じるよう説得を試みました。経済的な不安に対しては、財産分与や慰謝料、今後の生活設計などについて具体的な提案を行い、奥様の懸念を解消することを目指しました。
  • 早期解決に向けた柔軟な提案: 裁判に移行した場合の時間的、経済的な負担を考慮し、双方が納得できる範囲での早期解決を目指し、柔軟な解決案を提示しました。

その結果、わずか2回の調停を経て、申立てから3ヶ月という短期間で離婚が成立するに至りました。

解決後の状況

長年、離婚を諦めかけていたBさんは、予想よりも早期に離婚が成立したことに大変驚き、そして心から喜んでいらっしゃいました。高額な婚姻費用の支払いからも解放され、新たな人生を前向きに歩み始めることができました。Bさんは、「まさかこんなに早く解決できるとは思っていませんでした。先生に相談して本当に良かったです。」と感謝の言葉をくださいました。

担当弁護士からのメッセージ

長期間の別居を経て離婚を希望されるケースでは、相手方が離婚を拒否する場合でも、諦める必要はありません。法的な観点から状況を分析し、適切な戦略を立てることで、早期解決の道が開けることがあります。当事務所では、熟年離婚や別居期間が長いケースなど、複雑な状況にある離婚問題についても、豊富な経験と専門知識に基づき、お客様の立場に寄り添ったサポートをさせていただきます。もし、離婚にお悩みでしたら、一人で抱え込まずに、まずは弁護士法人かがりび綜合法律事務所にご相談ください。

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野条 健人 代表弁護士
大阪を拠点に、男女問題・離婚・DV・モラハラなど、デリケートな問題を抱える方々の相談に親身に対応しています。ただ法律的な解決を目指すだけでなく、依頼者様の気持ちに寄り添い、心の負担を少しでも軽くすることを大切にしています。 「相談してよかった」と思っていただけるよう、一人ひとりのお話を丁寧に伺い、最適な解決策をご提案します。お悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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